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腎臓病食・人工透析食・糖尿病性腎症食のアドバイス

食事療法のアドバイス
腎臓病とは?

腎臓病とは、腎臓の糸球体の機能低下で血液の濾過がうまくおこなわれず、本来体外に排泄すべき老廃物が体内に溜まる疾病です。ナトリウムが体内に増えて高血圧になったり、窒素が血液中に増えて尿毒症を併発することもあります。
腎臓病には急性腎炎、慢性腎炎、人工透析、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、慢性腎不全などがあります。

4つのポイント
塩分は控えめに
高血圧やむくみのある方は塩分制限が必要です。
しかし、病状によっては塩分が必要になる場合もあるので、医師の指示に従いましょう。
腎臓病はたんぱく質の制限が重要です。たんぱく質制限は腎機能を助けることになりますので、医師の指示に従い、たんぱく質を適正に摂りましょう。
成人は1日約2,000kcalのエネルギー摂取が必要です。
しかし、食事制限があるとエネルギーが不足しがちです。特にたんぱく質制限があると、エネルギーを上手に得ることができなくなります。
飲み水はもちろん、食品に含まれる水分量についても適正に摂ることが必要です。
水分制限は医師の指示に従いましょう。

腎臓病には食事療法は大切!!腎臓病の方にお勧めしたい腎臓病食!!

腎臓病や腎臓病の予備軍の方に推奨されている食事療法は、今後の自分の健康を守っていく為にも大切です。エネルギー制限食・塩分制限食・たんぱく質制限食と、自身に合った制限食で健康維持を行いましょう。ここでは、腎臓病食を取り入れる良さについてお届けします。

腎臓とは?

腎臓の病気

腎臓病と一言で言っても、原因や症状と言うのは様々です。腎臓病の治療には、主に安静、保温、薬物療法、食事療法が挙げられ、その中でも、病気の進行を抑える為には、食事療法は有効的です。例えば、慢性腎炎や慢性腎不全の状態になった場合、しっかり食事療法を行っていると、健康な人と同様に生活を送ることができます。このように、食事療法と言うのは腎臓病には欠かせない取り組みなのです。

腎臓病の食事と言うと、皆さんは減塩のイメージが強いかと思いますが、減塩はもちろんそれに加えてたんぱく質制限と十分なエネルギー摂取も重要なポイントになります。たんぱく質、エネルギー、塩分、これらをどの程度摂取しいけば良いかに関しては、個人の症状によって変わります。なので、医師の指示量や管理栄養士の食事指導に従って行うことも大切です。

腎臓の働きとは?

腎臓の主要な機能

体内の老廃物の排泄
腎臓と言うのは、体内の老廃物を血液から濾し出して、それを尿と一緒に排出しています。腎臓で処理された窒素化合物、体内老廃物、不要な薬物や毒物など、これらも全て尿中に溶けて排出されていきます。このように、腎臓は体の健康を守る為に、体に不要な物を排出する働きを持っているのです。
体液の恒常性の維持
体内と言うのは、水分、ナトリウム、リン、カルシウム、カリウム、重炭酸イオンなどが含まれています。そして、体の内部環境を常に一定に保つ為に、腎臓からの排泄量を調整しているのです。
ホルモンの産生
腎臓では、血圧調節、赤血球成熟、ビタミンDの代謝など、様々なホルモンを産生しています。

腎臓病の症状とは?

初期の腎臓病は、特に自覚症状が無く、肉眼的に尿異常が分かることも稀です。なので、腎炎と言うのは、10年以上無症状で経過してくものでもある為、定期的に尿検査を受けることは大切です。慢性腎不全になった場合、体内老廃物を尿中排泄できなくなり、血液中に有害な物質が多くなり、また、体に必要な成分を尿中排泄してしまうなど、体に様々異常をきたします。また、水分、電解質、血圧などの調節もできなくなったり、浮腫みが現れたり、血圧が高くなったりする場合もあります。赤血球産生を刺激すエリスロポエチンが不足するので、貧血になることもあります。治療で自覚症状は消えるのですが、進行すると腎臓機能の回復ができなくなり、全身の臓器に異常をきたしてしまう恐れもあり、色々な体の異常症状が出てきます。

食事療法のポイントとは?

たんぱく質制限

基本的に、炭水化物や脂質がエネルギー源として代謝されると、汗、尿、二酸化炭素になって体外に排泄されます。しかし、たんぱく質と言うのは、エネルギー燃焼すると尿素窒素や尿酸を排泄します。なので、腎臓をフル稼働させなければ排泄することができないのです。しっかり腎臓が働いている時は、代謝できている為特に問題ありません。ですが、腎臓機能が低下している場合には注意が必要になります。

腎機能低下で老廃物が体外排泄されなくなってしまうと、処理できない毒素は体内に留まり、疾病リスクを高めてしまいます。なので、機能しない腎臓の代わりに人工透析で老廃物除去を行い、ろ過された綺麗な血液を体内に戻す治療が行なわれます。

腎機能低下は、食事によって腎臓に負担をかけないよう、医師の指示に従いながら摂取たんぱく質量を守ることが大切です。主食、野菜、お菓子類、調味料にも、実は、たんぱく質は含まれています。なので、たんぱく質制限がある程、良質なたんぱく質を摂取することが重要です。

たんぱく質の摂取量

たんぱく質と聞くと、肉や魚をイメージするかと思いますが、実は、あらゆる食品にたんぱく質は含まれています。ご飯やパンなどの主食、野菜や果物などにも含まれており、一日約60g~80g程度のたんぱく質を摂取しています。腎機状態によりたんぱく質制限は異なりますが、一日当たりのたんぱく質量が体重1㎏あたり約0.6~0.7gの制限の場合、体重60㎏であれば一日の摂取目安は約36~42gになります。このように、腎臓病の食事療法と言うのは、たんぱく質量をしっかり減らしていく必要があるのです。

たんぱく質制限の注意点とは?

たんぱく質と言うのは、食品の3大栄養素の一つですよね。摂取量制限を行えば、当然ですが栄養バランスは崩れます。私達人間の体を作る為に、重要な役割を果たしてくれるすたんぱく質は、摂取量を減らすことによって活動する為のエネルギー源の確保ができにくくなる点です。一日に必要エネルギー量と言うのは、基本的に身長と体重から計算式で出します。しかし、病状が進むと目標とする総エネルギー量の摂取は難しくなるものです。特に、高齢者や糖尿病性腎症者になると、一体何をどのように食べていけば良いか分からない方も多く、やせ細ってしまう人も少なくありません。

しかし、自分が日常生活で活動する為には、必要なエネルギー源が確保できないと、自分自身が持っているたんぱく質、すなわち、自分の筋肉を代謝してエネルギー源に変換します。食事で摂取するたんぱく質量を制限しているにも関わらず、腎臓は体内たんぱく質が燃焼された後の老廃物処理を行う必要があり、結果的に、腎機能がさらに低下してしまうことになるのです。なので、そうならない為には、しっかりバランスの取れた腎臓病食を日頃から気を付けて摂る事で、健康的に過ごしていけるのです。

まとめ

腎臓病食は、腎臓病の方の為に作られている食事です。調理法やメニュの献立なども工夫しており、少しでもたんぱく質制限のストレスが軽減するようにしています。日頃、忙しくて腎臓病食が自分で作ることができなくても、腎臓病食用宅配サービスを有効活用することで、健康的な食事で健康維持に努めていく事ができます。皆さんもバランスの良い食事で、健康な体を目指していきましょう。

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